第6章

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攻撃を受けた学園の生徒たちは学校に残っておらず、生徒への被害はなく、全員の保護に成功した。 しかし、学園には結界が張られ兵器はおろか、人でさえも侵入することができない。 そう、許しをもらってなければ・・・ 彼女、忌崎恵美の許可をもらわなければならない。 そして、彼女の許可と指示を受けている人物は一人だけだ。 それは昂斗だけ・・・ 昂斗に課される仕事の内容は食料の調達だけ、それも時間になると門の中に現れるゴーレムに渡すだけだ。 それだけのためだが、昂斗もそれだけで終わらさないために数分の間であるが、結界の解析に力を注いでいた。 そして2週間かかって結界の属性だけであるが解析に成功した。 この結界は『海』の属性によって作られていた。 『空』と『海』は他の属性よりも発動に莫大な量の魔力が使われてしまう。 それなのにあんなに大きさのある結界を形成している謎は解けないがわかったことも多くある。 1、許可なしに侵入できるのは『海』に相反する『空』の使い手だけであること 2、今の技術では『空』の属性を持つ兵器は開発できていない 3、少数で侵入して制圧しなければならない
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