第6章

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『君の体だ』 「けど、人生はお前のや・・・」 『・・・・・・』 それだけ言うと、昂斗の目付きが変わる。 悲しみをともなった表情だ。 涙を流しながら、恵美の方を見る。 「まだ終わらない・・・風よ」 かまいたちを放とうとする彼女に加速して近づき、鳩尾に拳を叩き込んでおとす。 昂斗は恵美を抱えると地下室から脱出する。 昂斗が出てくると結界はなくなり、学校も元の姿に戻っていた。 恵美を寝かした昂斗は座り込み考えていた。 (これから、どないしよう) うーん、とうなっているとシャルアナから刀亜から瑠璃から零までが突進してくる。 (どないしよ・・・結局、あいつに肩代わりされてもたな・・・) 揉みくちゃにされながら、そんなことを考える。 (『宿代』・・・ねぇ。生きるか・・・そうやな、あいつのためにも自分の人生楽しもかな) とまとめている間にも、昂斗は揉みくちゃにされて半裸状態まで脱がされていた。 「どさくさに、紛れて脱がすな!!!」 まだまだ、こんな日々が続くのか・・・ 勘弁してな~~!!!
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