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「ヨシ君、相談があるんだけど…」
「なに?改まっちゃって」
良かった。今日は機嫌がよさそう
「あのね、私もうすぐ契約更新でしょ?でも今の会社辞めようと思ってて…」
「仕事辛いの?」
「そうじゃなくてね。
…私プレシャスでレギュラーになりたいの」
ヨシ君の顔が一瞬ひきつった
「お給料いいしね、そしたらもっと生活費に回せると思うんだ!ヨシ君も自由にできるお金増えるし、貯金もできるよ!」
慌ててまくし立てるように話した
「…瑠璃が決めたことなら反対はしないよ。無理だけはするなよ?酒もいっぱい飲む事になるんだし」
「ありがとう!私頑張るよ!」
拍子抜けするくらい
あっさり許してくれたヨシ君
今思うと、自由にできるお金っていうのが
一番の決めてだったのかも…
ここから本当に
キャバ嬢瑠璃が誕生したんだ
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