~始まり~

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遠くの方から凄い速さで走って来る男を見て、目の前の綺麗な人はギョッとしたように目を見開いた。 「ヤバい…。」 そう呟くとそっと晴華の耳元に形の良い唇を寄せて『瑠威』とだけ囁き、ふわりと良い匂いだけを残して走り去って行った。 訳が分からないし、何が起こったのかよく分からずに綺麗な人(瑠威-ルイ-)が去って行った方をただ見つめていた。 .
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