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絵文字も何もない可愛げのないメールを見つめて、保存を押す。
甘えてるようなメールでも、頼っているようなメールでもないのに、プライドが邪魔をする。
貴方がいなくてもアタシは大丈夫、貴方がアタシを欲しているの。
そう思っていたいし、思わせたい。
アタシのうちには邪魔なものが多すぎて、涙が出てきそうになった。
頭を振って考えを飛ばして、自分のデスクに戻ろう。
毒にしかならない。
「……あれ?木下君どうしたの?」
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