第一回

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「……貴方に言われなくてもわかってるわ。 ちょっと失礼じゃない?」 いきなりの暴言にムッとすると、木下君は一歩、アタシに近づいた。 「狙ってやってても、地でそれでも、受けないですよ?」 「馬鹿にするために戻ってきたのかしら?」 舌打ちを一つして、アタシは自分のデスクについた。 苛々する頭から仕事に切り替えるために眼鏡をかけて髪の毛をまた括る。 これがアタシの戦闘準備。 「先輩」
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