35人が本棚に入れています
本棚に追加
仕事を終えたパソコンの電源を消して鞄を持った。
「鍵、お願いね」
鞄を持って会社から出ていく。
開いた携帯には新着メールはない。
冷たい風が吹くのを肌で感じながら、何故か今自分は今一人だと痛感させられた。
さっきぬくもりを与えられたからだろうか。
マナーモードを解除してなかった携帯が震え、無意識のうちに携帯を開いた。
新着メールが一件。
『いつもの場所で、待っている』
……ホント、彼はずるい男だ。
最初のコメントを投稿しよう!