プロローグ

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ちっぽけなプライドと見栄のせいでメールの未送信が溜まっていく。 それがアタシをもっと惨めにさせるのに、アタシはそれを消せないでいる。 冬の冷たい風が髪を撫でて行くのを感じる。 「……寒い」 さっきまであんなに温まっていたのに、冷えていくのは早い――
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