第一回

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「鏑木さんのチェック厳しくない? 自分は仕事遅いくせに。 だって私らのほうが早く上がるんだよ? ありえなくない?」 ボソボソと聞こえてくる声に眼鏡を外して立ち上がる。 いきなり立ち上がったアタシに騒然とするなか、アタシは声を響かせた。 「文句があるなら別にアタシを通さなくてもいいんだよ? それがそのまま貴方たちの評価になるけどね」
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