プロローグ

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「ありがとう」 蘇った子供は、その場を去っていく。 「さて……」 たった今子供を蘇らせたその存在は、ポケットの中から携帯電話を取り出した。 そして親指でボタンを操作し、文章を作成する。   ホワイトヘブン 「『天衣無縫』という能力を手に入れました。唐突にごめんなさい。この力は、死んだ人を蘇らせるという神のような力です。が、一つだけ大きな欠点があり、この力で蘇らせることが出来る人物は──」 その文面を、物陰から見つめる別の二人の幼き存在がいた。
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