問題児

01.

『ギャアアアアアアアア!!!!!』

毎朝の日課と化してきている叫び声。声の主は真選組屯所にいる。

『毎朝毎朝やめて下さいよ！沖田さん!!』

この男。バズーカを持って黒い笑みを浮かべているのは真選組一番隊隊長沖田総悟。

私が部下にも関わらず、毎朝私の部屋に来てはバズーカを撃つの繰り返し。私も起きる時間を早くしてみたこともあったけど、沖田さんには読めているらしく何故か起きている。

「その言葉聞き飽きやした」

『ふざけんじゃないですよ！私はねぇ、いつもいつも貴方にバズーカを撃たれて身も心もズタズタですよ！ええ！』

と、私が説教中にも関わらずゲームをやり始めたコイツは何なのですか？上司なのですか？

『……はぁ。てか何のゲームやってんですか？沖田さん』

ゲーム画面を見つめながらニヤニヤしてる沖田さん。端からみたら、ただのヲタクですよ。

「ドＭコレクションでさァ」

『えっ？友達コレクションじゃなくて？ドＭコレクション!?何ていうゲームやってんですかァァァ!!』

怖い怖い!!怖いよこの人!!てかゲームも怖いよ！何なんですか？世の中にはこんなゲームが流通してるって言うんですか？

私は許しませんよ！