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【1950年代】
ここに、ひとりの少年がいる。
少年は、ひとりの少女に恋をしていた。
そして、少年はある日、思い切ってその少女に告白をした。
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「美智子さん!僕と付き合って下さい!」
「え~~?アンタ、『不細工』だから嫌だ」
「え?」
「私は、もっと格好良い人が好きなんだ!ゴメンね~~」
タッタッタ
「あ、待って……」
『不細工だから嫌だ』
この一言で、少年の恋は、一瞬にして砕かれた。
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