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…そうだ。
「あの…会長。」
会長の袖を引っ張ってみる。
しょうがないじゃん。
僕の方が背が低いんだし。
こっちを見た会長に僕は満面の笑みを作る。
ほら、たまにすごい黒い笑みを浮かべる人いない?
笑った顔なのに目が笑ってないみたいな。
怖いよね!!
僕もそれ意識してみたんだけど…うまくできてるかな?
一応僕も怒ってるわけだしね。
「……っ。」
「柚子兄…それ逆効果。」
ぼそっと杏が何か言ってたけど今はそんなことどうでもいい。
僕は今から重大なことを言わないといけないんだから。
「会長。僕は怒ってるんですよ?」
そう言うと、嬉しそうな顔をする会長。
何で?まぁいいや。
「だからぁ!このオムライスを食べてくれれば許してあげます!ついでに別れてもあげます!」
よしっよく言った僕!!
これでこのオムライスをどうにかできるっ!!
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