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「…はぁ!?何でオムライス?いや…そんなことより別れるってどういうことだよ!!」
会長怖い顔。
何で怒ってるの?
「だって…さっき杏にキスしてたじゃないですか!杏が好きなんでしょう!?」
違うの?
「あんなのキスじゃねぇ!お前を嫉妬させ…違う!どっきり…そう!どっきりだ!お前を驚かすためのどっきりだったんだ!」
え?
えぇぇぇー――っ!?
あれってどっきりだったの!?
「柚子兄!?ちょっ何信じてモゴッんーっ」
そっかぁ、どっきりだったんだ…。
そんなこと、考えもせずに会長を疑ってた僕って…うわ、なんか恥ずかしい!!
イタイ子だと思われたかな!?
あれ?でもそしたら…大変!!
会長が悪いこと何もしてないんなら…
このオムライス…食べてもらえないの…!?
うぅぅ…どうしよう。
せっかく解決したと思ったのに…。
「キャーっ隊長が泣きそうよ!!」
「会長!なんとかして下さいよ!」
「っ…わかってる!…えっと…おい、柚子。とりあえず、このオムライス食えばいいのか?」
え…!?
今…僕にとって都合のいい言葉がきこえてきたんだけど。
会長、食べてくれるの!?
何ていい人なんだろう。
僕、浮気したんじゃないかって会長を疑ったのに。
「会長!疑ってすいませんでした!僕…あなたにどこまでもついていきますっ!!」
「「「キャー!!」」」
会長に抱き付けば、途端に騒がしくなる周り。
「あ…ああ。(っ…可愛すぎるだろ//)」
end
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