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姉さんの話し。
3歳年の開いた姉は僕には凄く大人びて見えて、母さんよりも傍に居てくれたから僕はお姉ちゃんっ子になった。
姉さんはいつも傍にいて僕を守ってくれた。
鬼の様な父さんに投げられて痛くて恐くて泣いていた僕をいつも助けてくれたのが姉さんだった。
抑制の効かない頑な父に唯一反論出来るのが姉さんだった。
姉さんの言葉で漸く父は手を止め稽古を中断するのだった。
それからも姉は僕を安心させる為にぎゅって抱きしめたり、頭をなでなでしてくれた。
僕は姉ちゃんが好きで好きで大好きで仕方がなかった。
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