手紙

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十月、秋も深まる時期にまだ夏のような日もある季節だった。 息子の中学校時代の友が亡くなったと知らせが入ったのは、そんな秋の夕暮れだった。 中学校を卒業して、一年半。青春の真っ只中での友の死は息子には現実として受けとめるには、あまりに若く、突然だった。 親である自分にも、それは堪えられない出来事であった。 親から離れ始め、自分の道を悩みながら、手探りしながら、歩いて行こうとしている最中、そして人生で一番楽しいであろう時期での死。 息子はどう受け止めたのだろうか。
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