手紙

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葬儀が終わってからの息子の日常は、何も変わらなかった。 時間があればゲームばかり。 これが現実なのだろうかと親として思うばかりで、息子には何も言えなかった。 そして、友が亡くなって1ヶ月あまりが過ぎた頃。 友の母から、息子あてに手紙が送られて来た。 手紙を読んだ息子は黙りこんでしまった。 そして、その手紙を「お母さん」と一言だけ言って渡した。 そこには、貴重面な字が綴られていた。
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