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K-side
(苦笑)ほんまにとんでもない事を
言い出す奴やな。
「きら、えーな?」
「あかん言うても言うんやろ?」
「んふふ、うん。」
「キラ君?」
「タケル君?」
サワキとツカサは何を言われるか
解らんできょとんとしとる。
「ツカサ。
お前がサワキを怖がるのとは
意味が違うんやけど
俺もめっちゃ怖かったわ。」
「タケル君が?」
「この際や。
ぶっちゃけるけどな、
たけるは俺が受け入れたんを見て
ビビってしもたんや。」
「「キラ君が
抱かれたんですか?」」
二人で声を揃えて驚かんでも。
「最初の時にきらは、
俺が怖がりの痛がりやから
抱かせてくれたんや。」
「痛がりの怖がりもやけど
俺と愛し合わんかったら
経験せんでもえー事を
経験せなあかんやないか。
それなら、俺が先に受け入れて
たけるを導いてやろうって
考えたんや。」
「きら・・。」
「(僕と一緒だ。)」
「ツカサ?」
ツカサがぼそっと洩らしたのを
サワキが聞き咎めた。
「受け入れたけど痛みが
想像以上やったんやな?」
「・・・はい。」
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