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K-side
「美味しいやん。」
「そやろ?
ワインとめっちゃ合うねん。」
「えっ?
いつワインと食べたん?」
俺と初めて食べるんちゃうの?
「(苦笑)きーら。
お姉ちゃんが買って来たって
言うたやろ?
お母さんと3人で食べたの。」
あ、そう言うてたな(苦笑)
「んふふ、
ムギカも頑張ってるんやな。」
「そやな。」
「きら相手とはまた違うけど
一緒にライヴせーへんで
商売してるってのは
不思議な感じや。」
「そやな。
たけるより俺の方が
違和感は大きいんやで?
いつも舞台で俺が安心して
フライング出来てたのは
ムギカのお陰なんやから。」
「んふふ、ほんまやな。」
「ヤナッチ
マキタ
ムギカ
そして・・・・・・・ハルミ。
不思議な絆を結べた奴等や。」
「俺は?」
「んぅ?」
久しぶりにマキタ達を思い出して
感傷に浸ってたら
またたけるが寂しそうに
俺を見つめてる。
「マキタ達が不思議な絆やったら
俺はどんな絆?」
「(苦笑)たけるは
一番太くて
一番丈夫で
一番大切な縁や。」
「んふ、良かった。」
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