真夏の夜の宴

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  サワキ-side タケル君と居るキラ君は 本当にリラックスして嬉しそう。 タケル君も全然見ていなそうで キラ君のお世話は的確なんだ。 何で判るんだろ? 「(ヒロアキ。)」 「え、呼んだ?」 ツカサに呼ばれた気がして ツカサを見たら苦笑い? >> >> >> ん? 「すみません。 ちょっと失礼します。」 スマホがバイブしたので 僕はリビングから廊下に出て 画面を見た。 from ツカサ? あれ? “飲み過ぎるなよ。 適当な時間になったら 合図するから帰ろう。” 何でわざわざメールで? 直接言えばいいじゃないか。 「どないしたん?」 「え?」 僕が腑に落ちない面持ちで スマホを睨んでいたら タケル君がリビングのドア越しに 聞いて下さった。 「あ、いえ。 仕事の連絡でした。」 「そうなん? ケーキカットするから 早くおいで。」 「はい。」 何でかよく判らないけど 合図してくれるっていうんだから それまでは普通にしてて いいんだよね? そう考えてリビングに戻った。
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