真夏の夜の宴

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  ツカサ-side おい、ヒロアキ? 少し、いや明らかにピッチが 早過ぎ無いか? 久しぶりにキラ君と舞台の話題で 盛り上がるのは解るけど 泊まれないんだよ? というより 泊まっちゃダメなんだよ? 僕がハラハラのしてるのを 敏感なタケル君は察したのか ニコッと笑って下さった。 仕方ないな。 「(ヒロアキ。)」 「え、呼んだ?」 キラ君に判らないように 凄く小さな声で呼んだのに(苦笑) 声を出せないならこれだな。 "to Hiroaki 飲み過ぎるなよ。 適当な時間になったら 合図するから帰ろう。” ピッ! スマホのバイブに気づいて リビングから出て行った。 タケル君は判ったみたいで 苦笑いしておられる。 「サワキは?」 キラ君が探されたので タケル君は廊下のヒロアキに 中に入るように促してから さっきキャンドルを吹き消した 可愛いフルーツケーキを テーブルに置かれた。 「紅茶がえーかな。」 飲み物を用意するために キッチンに行かれたので 僕は後を追いかけた。 「手伝います。」 「んふふ、ありがとう。」   
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