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「優くん…今度はいつ病院に来るの?」
わたしは涙も止まり、やっと落ち着いたので優くんに尋ねた。
「毎日来るよ」
「ほんとに?!」
「あぁ」
優くんは笑った。
「…あ、もしかして、わたしの為?それなら、別にいいよ。無理しなくて。自分が診察のある日だけ来てくれたら、それでいいの」
「見舞いぐらい来てもいいだろ」
「…ありがとう」
「おう。そんじゃ今日は帰るから。ゆっくり休めよ」
そう言って優くんは病室から出て行った。
「どうしよ…。好きすぎるかも」
わたしは初めての気持ちに焦りながらも、自分が病気だってことを忘れるくらい、優くんに夢中だった。
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