1人が本棚に入れています
本棚に追加
だけど代わりに他の質問をいっぱいした。
優くんを始めて見たのは2日前で、わたしは優くんについて何も知らなかったから。
「優くんは、何歳なの?」
「今年で16」
「じゃあ2こ上だ!」
「なに、おまえ14なの?まだまだガキじゃん」
「ガキじゃないもん。あ、優くん彼女さんいたりしますか?」
「いねーよ…つか興味ねーし」
優くんはめんどくさそうに答えた。
「ふーん。じゃあ次に病院に来る日はいつ?」
「秘密」
「なんでー?」
「おまえ、待ち伏せする気だろ」
「教えてくんないなら、毎日待ち伏せするよ」
「……3日後」
「わかった!じゃあ、また3日後ね。ばいばーい」
わたしは優くんに手を振って病室に戻った。
優くんはやっぱり優しい。
わたしが毎日待ち伏せすると言ったから、きっと体調を心配して教えてくれたんだよね。
早く3日たたないかな…。
わたしはそのまま眠ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!