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そんな人の背中を任せられているのがこの僕なのだから当然、不満は募るだろう。
あの人自身、僕を煩わしく思っているんじゃないかと感じることもある。
それでも彼は僕を従えるのだ。それが自分の評判にも傷を付けると知っていながら。
「今日は昼に生徒会の打ち合わせがある」
「食事は、」
「要らない」
「…かしこまりました」
1限の授業が終わったあとにそう告げられて、僕は気付かれないように小さく溜め息をついた。
自分の席に戻る彼の背中を少しの間眺めたあと、自分も席に座った。
(学校に居るときくらいしか一緒に居れないのになぁ…)
そんな事を思ったのと、もうひとつ嫌な予感がして再び溜め息を吐いたのだった。
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