宣告

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その日の夜帰ってきた私は、話しの事など忘れてテレビをみていました。 横に座ってた母が急に 「癌だって」 と呟きました。 しかも検査中に「あ~癌だね~コレ」なんて言い方をされたらしく、怖くて逃げて帰って来たと。 私の頭の中では、胃潰瘍であって欲しかったショックと、あ~やっぱりか~という2つの感情があって、口にでた言葉が 「やっぱね」 はい…酷い娘ですね… でも癌は治る時代!なんて思っていたんで、ショックではありつつもそこまで深く考えていませんでした。 その日はお互いあまり会話もせず、どうすればいいか分からない私は とりあえず私は朝まで携帯で癌の事について調べまくってました
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