エピローグ

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私はその『怪物』に乗り、はしゃいでいた。 『怪物』を乗り回すのに慣れた頃、遠出をした。 私の家から見えるさほど高くはない山。 極普通の舗装されている山道。 上がれば上がるほど眼前に広がる景色は鮮やかになる、それに酷く興奮した私は明らかなオーバーペースでペダルを踏んでいる事に気付かなかった。 あまり意識している人はいないが、山の頂上を示す看板があるように、 その山を走る道路の最も高い場所を示す看板や線がある。 マラソン大会のゴールテープを切るような心境でその線を越え。 町を見下ろした  
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