破廉恥な主人

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「にしても、これホントに犬の耳だよな…」 政宗殿が頭を撫でながら言うと、某の耳を触ってきた。 「…っ…」 なんだかもどかしい 「…本物だなこれ、尻尾もこれホントに…」 「だ、だめにござる!!」 慌てて政宗殿の手を振り払った。 「…あ、す…すみませぬ…その…耳と尻尾は…弱くて…」 政宗殿は一瞬呆気にとられていたが、理由を聞くことニィと笑った。 嫌な予感… 「そうかそうか…それは悪かったなぁ~…」  「ふぁ…」 わざと頭を撫でるふりをして耳を触ってくる。
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