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「…某…こういうことを経験しておりませぬ…どう反応すればいいのか…」
まだバクバクと波打つ心臓の音を必死に聞かれないように制御しながら言った。
「アンタが俺に触られて気持ちいいんなら、そのまま俺に身を委ねていきゃいい。しんどくなったらやめりゃいいしな。」
そっと某から離れる政宗殿と同時に、心臓の鼓動も少しおさまった気がした。
「さっきの反応見た限り、好感触と俺はとらえていいのか?」
「…!な、そ…それは…」
確かに…気持ちよかった部分も…ないと言えば嘘になる。
「…アンタが求めるんなら、いつだってしてやるぜ?」
頭をくしゃぁと撫で、政宗殿は笑い、立ち上がった。
「朝飯、まだだったな。食うか。」
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