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黒いキャップ帽子を被り、ツバを後ろに向けた
イコは弾薬ベストを着てからベストの胸ポーチにM1911のマガジンを差し入れた
ヒップホルスターにM1911を納め、右腰にナイフを配置させてからガンケースを担ぐ
中には愛用の外見がM40A3そっくりのM700狙撃銃
二人は寝室を出て、リビングに行く
すると、ブサい中年男性が居た
手にはAkライフルを持ち、ガタガタ震えている
「ラッツ・ホプキンス、ホントに大丈夫なのか?私は仲間と合流出来るのか?」
「大丈夫ですよ、現地警察程度なら、突破出来ます。信じて下さい」
ラッツと呼ばれた男性はシニカルに笑い、胸を叩いた
イコはそれに合わせて笑みを作る
イコ達は、多額の金でテロリストに[護衛]として雇われた
だが、今、地元警察に泊まっていたホテルを包囲されている
テロリストと知らずに雇われてしまい契約して、前金を払われた以上は遂行するしかない
目的は簡単だ
警察を突破し、彼の組織に彼を合流させる事
簡単が故に現状では難しい
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