No English

6/22
前へ
/329ページ
次へ
ラッツは部屋の出入口ドアに耳をつけて、耳を澄ます 彼は、外にやや荒い呼吸音がするのを聞いた 外には黒一色の外見がSWATみたいな連中がドア両側の壁に張り付いているのだ 手にはIMI ガリルが握られている 彼はイコに近寄り耳打ちする 「多分、あと数分でブリーチしてくる」 「…どうするんで?」 「まず、ブリーチしてくる連中を片付けてから、逆に討って出る」 イコは生唾を飲んだ 「正直な話、まだ間に合います。奴を殺して投降っていうのもありですよ?」 ラッツは黒い丸渕サングラスをかけて、自虐気味に笑う 「安心しろ、もう俺達はテロリスト扱いで、投降しても場合によっては皆殺しだ」 「………。」 「確かバックに催涙ガスが有ったよな?使わんかもしれんが、準備しておいてくれ」 ,
/329ページ

最初のコメントを投稿しよう!

229人が本棚に入れています
本棚に追加