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「催涙ガスですね、分かりました」
「あと、今はクライアントを奥の部屋に非難させておいてくれ、嬢ちゃん」
「はい」
ラッツは灯油と増粘剤をあるボトルに入れた
それに、皿を割って破片を入れてカクテルを作るみたいによく振る
ボトルの口に、分解、分離させた手榴弾の爆発信管を差し入れて固定させた
イコは直ぐにそれが凶悪なモノと分かる
即席ナパーム爆弾だ
ナパーム爆弾の中身は簡単で、ガソリンや灯油に増粘剤を入れるだけで簡単に作れてしまう
それを2つ位即座に作り、イコに塊のC2爆薬を2つと信管の入ったケースを渡す
C2爆薬は、よくドアブリーチに使われておりC4爆薬の親戚である
「部屋を出る時は正面からだ」
彼女はソレを受け取り、寝室へ移動
ベッドを退かしてスペースを作る
それから、C2爆薬を伸ばしながら円形になるように壁に貼り付けた
作業をしていると、クライアントの男性がやって来て不安そうに彼女に問いかける
「ほ、本当に大丈夫なのか?」
彼女は一度彼を見てから、作業を続けた
「大丈夫、大丈夫じゃないの問題ではなくて、突破するんです」
イコは爆薬に信管を挿し込みながら答えた
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