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「い…いきなりなんなんスか」
「ちょっと立って!」
なんだかよく分からないが俺は言われるままにその場から立ち上がった。
彼女の身長は俺の肩くらいしかなく、小さい人だ、と思った。
「歌声は澄み切ってる、顔は想像以上にイケメン、スタイルはバッチリ…完璧ね。色々やらして悪かったわね!私、こういう者なの」
ワケの分からないことを呟き、彼女はカバンから名刺を取り出して俺に差し出した。ついでに相棒(メガネ)も。
そこには“SYSTEM社 古川友香(フルカワユカ)”とだけ書かれていた。
「シ…SYSTEM社ってあのSYSTEMですか?」
「えぇ、そうよ」
彼女…古川さんは笑顔で頷いた。
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