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「アンタもお姉様に頼らないで起きれるようになりなさいよ～。このやりとりも毎朝恒例だったけど今日で終わりなのよ。あ、餞別にお姉様がアンタをコーディネートしてあげようか？」
「いらねぇよ！誰がそんな面倒なことを…
つーか着替えるから出ていけっ!!」
「いやん、お嫁に出て行くお姉様に幸せにねの一言もないの!?ひっどい弟ねぇ～」
勝手に出ていけとも言えず、俺は無言で姉ちゃんを部屋から閉め出した。
姉ちゃんは今日から彼氏…いや、旦那さんのところへ同棲しに行くため、刀祢家を出て行くのだ。
それにしてもよく嫁にしてくれる人が見つかったなぁ…
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