百合なお嬢様

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 私の名前は九重 鯆(ココノエ イルカ)。九重財閥の一人娘にして、世界一の美少女。  鯆という名前は、九重家における名付けの決まりごととして、魚へんがつかなければならないという決まりからついた名前なのだけれど、私はこの漢字があまり好きではない。  だから私の事は、イルカ様と呼びなさい! 「お嬢様、朝で御座います」  私は、何時も通り私を起こしに来たメイドの声で目覚め、若干眠気が残りつつも、目を擦りながら体を起こす。  大きなベット。私の横には、裸の美少女がスヤスヤと寝息を立てて眠っている。
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