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第三話、大聖院(茨城県古河市)
こちらは第二話に出て来た鴻巣御所と同じく茨城県古河市にあるお寺です。
このお寺は小田原北條氏の三代目北條氏康の妹である芳春院が、兄氏康が亡くなった時に建立したと言われております。
元々の場所は今と違う所に建っていたそうですが、今は古河駅西口徒歩2~3分の位置にありますぞ。
宇都宮線(東北線)古河駅下車ですぐに行けます。
でもここ、菩提寺ではなくて会下寺でございますのでお墓はありません。
会下寺(えげでら)とは、師の元で修業する寺との事です。
一応小田原北條記には位牌を安置とあるんですが、一度こちらのお寺にお伺いしたところ、そこの住職さん、自らのお寺が北條氏康公に関係があるのかどうか分からないとか言ってました。
ほんとかいな。
古河市の観光案内に聞いたら氏康公の会下寺で間違いないですよー。って事でした。
あー、お寺の至る所に北條甍(ほうじょういらか:三つ鱗)の家紋があるんですけどね。
この古河市、ご当地B級グルメ?で七福カレー麺なるものがあります。
当り外れもあるかと思いますが、訪問された時は一度お試しあれ。
そうそう、小説「関東騒乱」に出てくる芳春院は氏康さんの姉って事で史実より早めに晴氏さんに輿入れしてますが、史実は妹です。
これは北條に名を変えるために便宜上輿入れ時期を早めたと云う事にしてください。
実は資料の年代を間違えてました。わははは。
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