STRONG WOMAN

5/5
前へ
/284ページ
次へ
アメ村行って タコ焼き食べて 猫舌な二人 熱くて涙目なりながら 食べてたな 新大阪向かうタクシーん中で 手繋いで 右にやすよしおるのに 左向いて外の景色眺めて 顔見るんが恥ずかしいんも 確かにあったけど なにより一緒におる景色 頭に焼き付けたかってん 『29日のイベほんまアツいじゃろ?』 「SOUND誰やっけ?」 『バーンダウンとサンセットと誰やったかなーDJが30人くらいおるけんな』 「行きたいなー!!!ばりアツいやんほんま」 『今度はどこ行く?みっちゃんとこ行く?(笑)』 「温泉あるしちょーどえーやん(笑)」 『あーでもわしがお前んとこいこーかなー海も行きたいし。』 「やすよし遊びくんの?運転はまかせろ(笑)」 「っつかほんまさっきから顔面見すぎやしレイバンかけとけや(笑)」 『(笑)(笑)(笑)』 新幹線の時間来るまで ボーっと過ごして 『またな!!!気いつけれよ』 「やすよしほんまありがと!またね~」 改札口でわかれて 出来ない約束 消えてく約束 果たされへん約束 あんたにとっては 何気ない一言でも あたしにとっては 大事な一言やってん 新幹線から送ったメール 返事がないのは なんとなくわかってた せやけど気付かんふりしてた 何も期待しーひんなら 何も望みもしーひんなら 辛い事も苦しい事もない いつの間にか出来た わだかまり 頭過ぎるんは 何日か前に起こった 知りたくもなかった事実 馴れ合いの愛なんかいらんで 傷つかへん愛なんてないねんで 強いけど弱い 弱いけど強い 女に生まれた宿命
/284ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加