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「あーあもうわかった、わかった。好きにしろ。じゃあ終わりー。解散」
『解散』という言葉が先生から聞こえたためみんなが一斉に動き出した。
でも私は動かない。
好きでもない、委員長の仕事があるからだ。
静かで何も言わない私は、決めるときに勝手に決められた。
『はいはーい、五十嵐さん推薦しまーす』
と言われた。
誰も立候補者がいないかったため一瞬で決まった。
もちろん、私が断れるはずがない。
今日にする仕事は遠足の班を紙に清書するというもの。
副委員長は…いない、帰ったから私一人でする。
フルネームで漢字で書かないといけないからたいへん。
めんどくさいと思いつつ、しなきゃいけないことだからペンを進める。
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