第1章*

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「あーあもうわかった、わかった。好きにしろ。じゃあ終わりー。解散」 『解散』という言葉が先生から聞こえたためみんなが一斉に動き出した。 でも私は動かない。 好きでもない、委員長の仕事があるからだ。 静かで何も言わない私は、決めるときに勝手に決められた。 『はいはーい、五十嵐さん推薦しまーす』 と言われた。 誰も立候補者がいないかったため一瞬で決まった。 もちろん、私が断れるはずがない。 今日にする仕事は遠足の班を紙に清書するというもの。 副委員長は…いない、帰ったから私一人でする。 フルネームで漢字で書かないといけないからたいへん。 めんどくさいと思いつつ、しなきゃいけないことだからペンを進める。
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