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ふぅー…
一息ついたときでさえまだ18人しか書けていない。
なんで断れなかったのだろうか、そう考えてももう遅い。
副委員長とだけでも手分けしたら早く済むのに…。
「おぉー、顔は可愛いのに性格が悪い悪いっ。あんなやつ、もうごめんだわっ」
もう誰もいないはずなのに声が聞こえてきた。
それに言葉を発しているそのひとの足音が段々近づいてきた。
そして、
ドアが開いた。
「あ。五十嵐じゃん!こんな時間に何してんのー?」
……私の名前?
この教室には誰もいないはず。
それにこのクラスに『五十嵐』は私しかいない。
ゆっくり顔を上げて見るとそこには……松本くん。
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