序章

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きりーつ、さよーなら …………。 学校が終わった、数学が最後とか鬼畜すぎ……。 日本史だったら寝れるのに…… まぁ、さっさと帰りますか。 「うわ、雪積もってんじゃん……」 窓の外を見ると横殴りに雪が降っていて、5センチくらい雪が積もっていた。 自転車で来たのに、やばい… 多少べちゃべちゃしていて滑りやすい。 慣れてるから大丈夫かな? …………。 内心文句だらだらだが、雪道を自転車で帰る。 横殴りに雪が顔にぶつかるから、痛い。 しかも目に入る。 この状態で油断するとすぐ転ぶから注意。 ………って、言ってるそばから転ぶとか、俺涙目。 雪が凍ってないから油断した。 膝痛ぇなー、頭痛ぇなー、笑えねぇ程痛ぇ(笑) ってか…… なんで俺は…… 自転車からこんな遠ざかっているんだ? 目眩もしてきたし…… 視界も"赤い" "赤い"? あぁ、道路通ってたんだし、車に頭ぶつかって吹っ飛ばされたのか? じゃあ、俺死ぬのかな? 道路が死に場所とか嫌だなぁ…… さよーなら。としか言えないな……
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