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「小夏!?」
買い物に行く途中、敷浪家からはものすごい騒音がしていた。
何事かと思って入ると、そこには形容しがたい風景と、静かに眠る小夏の姿があった。
一応、床に散乱した吐瀉物を処理し、濡れたタオルで拭ける場所を拭いて、念のためタオルで覆った2人用のソファーに寝かせる。
外は暗くなったからカーテンを閉め、テレビをみていたのか。
ふーん……
ボクは机から落とされているビンを見つけて、ついでに机を片付ける。
前回この家にきた時のように、綺麗に、何事も起こらなかったように。
すべて(修復不可能なものもある)を片付け終わって、かろうじて使えるであろう電話を手にとる。
……………繋がらない、配線が切れてるのか。
仕方ない、一度家に帰ろう。
あ、そうだ、電気をつけて明るくしておかないとな。
部屋の光を全てつけた小夏家から出て猛ダッシュ。
万年帰宅部のボクはそれなりに速いんじゃないかと思った。どうでもいいけど。
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