221人が本棚に入れています
本棚に追加
『うるせ、俺寝るから』
それだけ伝えて
机に俯せた。
「寝すぎは体に
よくありませーん」
『俺は、どれだけ寝ても
大丈夫な体質なの』
「これだから薮は
毎日遅刻するんだよぉ」
こいつに付き合ってたら
俺の睡眠時間がなくなる。
俺は、自分の席から
立ち上がった。
「ちょ、どこ行くの?」
『光には教えない』
「けちーっ
教えてくれなきゃ
付いて行くぞっ」
『……屋上』
それだけ吐き捨てて
俺は、教室を出た。
最初のコメントを投稿しよう!