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「え、えっと…あの…」
テオの上に馬乗りになっている少女が心配そうにテオの顔を除き込む
その時
「おいガキ!その女、抑えてろ!」
敵がこっちに目を向け、そう言い放った
どうやら奴等はこの少女を狙っているらしい
「どいて」
「え、ひゃ!」
テオは言いながら少女を押し退け起き上がった
「ルドさん!あいつらの目的はこの子のようです!
ルドさんはあいつらを引き付けて下さい!その間にこの子を逃がします!」
「え?」
当の少女はポカンとしてテオを見上げていた
「行くぞ」
少女の手をとり、テオは走り出す
「え?ええ?」
少女は何が何だかわからないようだ
「待て!逃がすか!」
白いマントの二人が動こうとした瞬間 足下に水の光線が走る ルドの魔法だ
「ストーップ お前等に言わなきゃいけないことがある」
ルドの眼が妖しく光る
「俺の家は高いぜ?」
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