2人が本棚に入れています
本棚に追加
「それも矛盾ですよ神田さん。」
「分かってますよ。笹原さん。」
笹原って
誰 だ よ。
「…佐々木ですが。神田さん。」
「知ってますが。笹田さん。」
知ってんのかい。
と内心突っ込んだ私は
突っ伏していた顔を起こし
肘をついて顔を右手置いた。
「…わざとですか。神田さん。」
「いや、俺はいつだってマジだぜ。笹田さん。」
キザさがたまらなく嫌で
殺意が目覚めた。
「……死ね。」
「生きる。」
このやりとりを真顔で
神田としている自分が恐ろしい。
.
最初のコメントを投稿しよう!