プロローグ

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ガヤガヤと五月蠅い教室。 教壇で勝手に、授業を進める教師。 誰一人、彼の話しを聞いていない。 しかし、教師はあたかも当然のように、何も言わない。 携帯をいじる人。 隣りの席の子と喋る人。 寝る人。 皆が様々な方法で、暇を潰している。 もちろん、僕だって授業など聞いていなかった。 …というか、授業なんて聞かなくてもわかるし、逆にこんな簡単な問題がわからないなんて、どれだけ低能なんだ。 中学生活もやっと3年目に入り、少しはこんなつまらない日常から抜け出せるのか、期待していたが、 待っていたのは、なんの強調性もない平凡な毎日。 流石にうんざりだ。 .
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