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ちなみに油性マジック(太字)で書いてやったぜ!油性ってなかなか落ちないよなあ…顔面にも何か書いとけば良かった。ドMって書けば、通りすがりのドSさんに弄ばれそうじゃん……目覚めちゃったりして?キャッ、へんたーい!なんてこの時は冗談だったんだけど、後日…ドMと書かなくてもそうなってしまうとは思わなんだ。 ドSさん曰く、廊下に丁度いいのが居たから、つい。ってことらしい、“つい”って…?
閑話休題
このまま下の階まで行って、保健室に和紗くんを預けて、金髪のアレを回収お願いもして…いや放置しときたいアレは。そのあとは?ずっとそばにいるのが最善だとは思うけど、それはこの子に罪悪感を感じさせる可能性もあるわけで…
ふむ…と考えながら階段まで歩いていると。人の気配、1人いや、2人かな足音的にも。下からくるね
「…、!」
「……!!、…?」
焦っているような足取りで駆け上がってきて、ちょうど鉢合わせになりそうな時に声が聞こえた。
「4階でいいんだな!?」
「そ、です…!はや、く…!」
この声……エッちゃ、猿田先輩か?ほら木登りの、猿…先輩、なんだかご縁があるなあとは思うけど一応風紀だっけ。もう一人は…
『あ』
「「えっ/お!?」」
『やっぱり和音くん?あ、ども猿〜〜ッッッ宏先輩』
危ない、猿言うてしまう。階段から上がってきたのは、やはりエッちゃんとあと新谷和音くん。和紗くんの双子弟で、同じく俺の親衛隊の子だ。ひどく焦りの見える表情をしている、それは隣にいる猿先輩もだ。
状況から察するに和音くんは風紀の人を呼びに行った…和紗くんを助けてもらおうとした?かな
「夕やないか…!」
「うら、せ様…」
驚く2人には申し訳ないけれど。取り敢えず話を聞こう。どうしてああなったのか…まあ、想像は出来るけど。今なら和紗くん寝てるし。
でも、他の件かもしれないな…
『そんなに慌ててどうしたんですか?和音くんが居るってことは和紗くん?和紗くんな…』
ら、ここに居るって言おうとしたんだけど。
「か、和紗…が!和紗…、僕なにも、できなくっ…て…かずさ、逃げてって…だから、急いで…!」
「言ってなかったと思うが、自分は風紀副委員長でな。兄が襲われてるとこの子が教えてくれて…夕、悪いな!今急いでるんや…!」
和紗くんは和音くんを守ったんだね…
安心させるように落ち着いて
『大丈夫、和紗くんここにいるよ』
そう言って目線を腕の中へやる。上着被せてるから顔見えないけれど。
「へ…かずさ…?」
「もしかして、夕…?その子もう」
猿先輩が勘違いしているようなので、最悪の事態は防げましたよ。最悪の、はね。と付け加えておく。襲われたのには違いないから。
以下報告_____
由々しき事態です。いえ、そんな大ごとではないです。私も恐らく読者の方も気付いてなかったであろう…誤字を発見。何度も読み直しているのになかなか気付かないもんですね!?猿田先輩の“猿”が“遠”になってたんですけど気付いた方おられます?うわこれだいぶ意味合いが変わってくるので、結構やべえなって思いました。モンキーの意味で猿先輩って呼ばしてたのが変わってきちゃうじゃない!!12頁修正しましたよ、ええ…数年経って気付くという失態です。
あ、誤字報告はお気軽にして下さいね。恐らく、1日経って気付いてない場合は気付かない(気付けー!)いつも閲覧、ブクマ、スター、スタンプ、コメントありがとうございます。私の生きる糧です。大袈裟ぐらいがちょうどいい、読者様に明日も笑いをお届けします。笑えてます?
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