食堂は恐ろしいところ

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『聞いてもいいかな、ことちゃん』 「どうしたの?いいよ?」 コテンッと首傾げる、ことちゃん その可愛らしい外見で、その仕草は反則だと思うんだ。 お昼休みに入ったから食堂に行こうとしたんだけど、ことちゃんの方を見て開いた口が塞がらない。隣だからこそ、今分かったことに驚いた。 『何センチ…?』 そう、身長が俺より高いのだ 気づかなかったのも変な話だけど、立ち姿は見てなかったから…てっきり165あたりかなと思い込んでしまっていた。 「あ、猫背だからね低く見えるかも…172cmだよ」 『3cm差…』 思わず、スンッとなった かわいいからといって、小さいとは限らない。わかってる、わかっているんだけど… 「ちなみに俺は177cmだよ?」 聞いてないよケイくん!!君は思った通りの身長だね?175くらいは身長欲しかったなあ…と項垂れていると、ことちゃんがまだ伸びるよ!大丈夫だよ!と励ましてくれた…天使かな… 「さ、時間もなくなるし軽く案内しながらになるけど食堂に行こうか」 「そうだね、夕くん行こう!」 『2人とも宜しくね』 案内もしてくれてお昼ご飯も一緒に食べてくれる2人に感謝しつつ、食堂へと向かう。
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