いち

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①頭の中に使いたいもののイメージを浮かべる。何かアニメや漫画から引用するならそれを浮かべる。 ②手のひらに魔力をためる。創造するもののイメージを魔力で形どる。 ③最後に創造するものの、魔法名や武具の真名を唱える。 創造するのは、みんな大好き死神さんが持っているようなアレ。 「おいで、山田-ヤマダ-」 すっと現れるのは大きな鎌。 山田は僕の生前大嫌いだった先生の名前だ。 それをまるで幼なじみのライバル投手に甲子園の地区予選であたり、絶対打ってやると意気込んでいるバッターのように糞に向けて、僕はニコリと笑った。 楽しい。 「えっ神様になに向けて うぎゃあああああああ」 ひゅるりとメガネが吹き飛ぶ。 僕は創造した山田をなんの躊躇もなく投げ捨てて、神様の顔面を思いっきり殴った。 .
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