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大事に大事にそのネックレスを首に通す。
あぁいよいよ出発なんだ
なんだか、魔法を使える眼鏡の男の子の気分。
これからはもう色々なことに悩まされないし、制限されない。
怯える必要はないんだ
「じゃあ、この魔法陣の上に乗って魔力を流して」
「わかった」
聖魔君の言ったとおりにきらきらと光る魔法陣の上に乗る。
宝石みたいな魔法陣はとてもきれいで今まで見たどんなものより輝いて見えた。
「じゃあね星那。
良い第二の人生を」
「なんか魔王の言うセリフじゃないな。じゃあ行ってきます」
両手に力をいれて魔法陣に魔力を流し、短い間僕たちは互いに笑みを交す。
刹那、僕は天界から消え去った。
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