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「セナか。俺のことは気軽にシグって呼んでくれ セナさっきはありがとう 本当に命拾いしたよ」 シグはすっと立ち上がると僕に握手を求める。 長身なシグと僕との身長差はローファーのヒールを足しても約30㎝、聖魔君といいこの世界の男は皆背が高いのかね 「こちらこそ シグ、君が無事でよかった」 無表情で淡々と答える。 僕はコイツとあまり仲良くする気がない。 そして僕は感情をあらわにするのが苦手だ。 あと人を褒めるのことが苦手。 まぁ、そんな癖と口調のせいで生きているうちは、友達がごく少数だった訳で 30㎝の身長差のせいで下からシグの顔を見上げつつ、ギルドに行くための手がかりを探す。 しかし、収穫は0 あえて言うのならば、シグナの顔がどんどん赤くなっていったことくらいだ。 .
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