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「お礼がしたいんだが、生憎今は金がない。セナ、一緒にギルドまで着てくれないか。ギルドへ行けば前の報酬があるんだ」
シグは優しそうに微笑む。
アニメだったらお花のエフェクトがきっと描かれることだろう。
「お礼なんかいらない
その代わりに僕にギルド登録させてくれ」
淡々と答える僕の言葉に、シグはポカーンと口を開けフリーズ。
そう、お礼なんていらない。
僕はただギルドで大きな権力を得て、普通に学園に通いたいだけ
チートな力を存分に使いたいだけなのだから
「そんなことでいいのか、だったら俺がマスターに話を通しておく。セナが強いことはしっているからな」
ギルド登録には現ギルド員からの紹介が必要になる。
誰かに催眠を使って登録しようと思っていたけれど、いい鴨が釣れてラッキー
相手も喜んでいるから、
別にいいだろう。
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